【即興性の高いトリッキーな演奏を可能にするFast Fun Mandapul】
ヨォルング・ロックバンド「Yothu Yindi」のイダキ演奏に代表される北東アーネム・ランドの近年のイダキ演奏は、アーネム・ランドのどのエリアよりも即興性が高く、トリッキーでスピーディーです。
ドローンの中にコールとトゥーツが縦横無尽に入り乱れ、ベーシックのマウスサウンドも一つの所にとどまらずに動き回る。そういった演奏を可能にするのはどういう楽器なんでしょうか?
彼らが自分の演奏用にチョイスする楽器の多くはハイピッチで、そのバリエーションはプレーヤーの好みでマチマチですが、共通してハミングのギアが軽く、ハイレスポンスで刻みやすいように感じます。
今回のセレクトはヨォルングのイダキ奏者たちみたいに自由にのびのびと楽に楽しくスピーディーに演奏することが可能なイダキです。
【Dhapa Ganambarr】F-/G# ・139cm/2.8kg・3.3-3.5cm/9.1-9.8cm
 スタイルを選ばずにフルサウンドの倍音がラウドでパワフルに鳴り、ゆったりした曲から早いテンポの曲までこの楽器1本で乗りこなすことができる幅広さがあるオールラウンドなDhapa Ganambarrの逸品。 |
【Djuwakan Marika】F-/G++・133.2cm/1.8kg・3-3.2cm/7.2-8.2cm
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93,500yen |
全体を黄色でペイントしてクラックのあるマウスピース周辺だけにテープが巻かれたDJことDjuwakan MarikaのプライベートMandapul(イダキ)。ライトな演奏感でわかりやすくシンプルな感覚になるヨォルングのチョイスを感じるクール作品です。[Used扱い] |
【Djolu Mununggurr】E-F/F++ ・141.7cm/2.7kg・2.6-2.8cm/6.7-7.7cm
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93,500yen |
DhalinybuyのMandapul(イダキ)職人Yaliが作って、息子のDjoluが使っていたプライベート・イダキ。ソフトな振動と小さなマウスピースでディープに鳴らせ、押し出すようなパワフルさがあってラウド。[Used扱い] |
【Marikuku#2 Wirrpanda】F+/G・141.2cm/2.7kg・2.8-2.9cm/8-8.8cm
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137,500yen |
丁寧に作られた小さめのマウスピースが鳴らしやすく、ナチュラルでイージーでライトな演奏感のバランスがすばらしいMarikuku#2 Wirrpandaの逸品。このままテープを巻けば儀式で使われてそうな感じのする演奏感に、全身矢羽模様のクロスハッチをまとったMandapul(イダキ)。 |
【Marikuku#2 Wirrpanda】F/F# ・146cm/4.2kg・3-3.2cm/8.4-8.8cm
 バックプレッシャー高めで軽いハミングで鳴らすことができ、硬くドライな質感がハミングによってドッシリしていてシャイニーな音質に変化する。リラックスした落ち着いた演奏感にフィットするパワーレスなMandapul(イダキ)。 |
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