半属：Yirritja　クラン：Dhalwangu　ホームランド：Gangan　生年月日：不明

Yirrkalaのチャーチパネルを描いたYanggarrinyの息子。兄弟のNawurapuと共にDhalwanguクランの儀礼の中心的な役割を果たす長老です。

半属：Dhuwa　クラン： Djapu　ホームランド：Wandawuy　生年月日：1974年

Dhalinybuyアウトステーションに住むイダキの名工。40代を迎えイダキ職人としてのキャリアもさることながらNgongu 、Yaliらと共にDhalinybuyの指導者的立場にある。おだやかな人柄がイダキ作りにも表れている。

半属：Yirritja　クラン： Dhalwangu　ホームランド：Gurrumuru/Gangan　生年月日：1950年頃ー2018年

イダキ職人Da****ri#1や、天才的イダキ奏者M. Mununggurrにイダキを教えた名プレイヤーにて名工。幼少から儀式でイダキを演奏し、イダキについて豊かな知識を持ち、ヨォルングの間でイダキ・マスターとして尊敬されてきた。ご病気のため2018年永眠。ハードタング的演奏の始祖ともいわれる彼の作品は、現在希少のためすべて価格応相談とさせていただきます。

半属： Yirritja　クラン： Wangurri　ホームランド ：Mutamul / Dhalinybuy　生年月日：1962年1月10日

亡くなったグララマウィ、ミルワトゥンガ(英語表記ができないのでカタカナ表記になっています。正確な発音ではありません。)、Bandamul、Djakapurra、Malalakpuy、MemawuyらDhalinybuyコミュニティ出身のイダキ職人たちの長兄であり、Wangurriクランの現在のクランリーダー。多作ではないが、1本づつのクオリティは非常に高い。

半属： Yirritja　クラン： Dhalwangu　ホームランド ：Gurrumuru/Gangan　生年月日：1959年5月9日

5才の時からセレモニー・マスターBruceからイダキを学び、彫刻をイダキにほどこした独自のイダキ製作を行っているイダキ職人。過去には儀式で使う特別なイダキしか作っていなかったが、ロックバンドYothu Yindiのイダキを作ったりと精力的にイダキを作製していた。2017年他界。

半属： Dhuwa　クラン： Datiwuy　ホームランド ：Rorruwuy　生年月日：不明

Dhapaは北東アーネム・ランドの若手の中でも非常に秀逸なイダキを作るイダキ職人の一人です。彼の作るイダキにはYirritja半族のDhawalwanguクランのペイントがされているのが特徴的です。

半属 ：Yirritja　クラン：Wangurri　ホームランド：Dhalinybuy　生年月日：1973年

Ngonguらと共に日本にも来日し、2011年5月に夭折したイダキ奏者M.Munyarryunにイダキを教えた実兄。豪国内外で精力的に活動しているダンス・グループ「Bangarra Dance Theater」でイダキを担当し、シドニー・オリンピックの開会・閉会式でイダキを演奏したことで有名。めったにイダキを作ることはなく、手に入れることが難しいが、作れば卓越した演奏者らしいすばらしい作品を作る。

半属：Dhuwa　クラン：Galpu　ホームランド：Ngaypinya　生年月日：1931-2022年

英語名Willy。20世紀最後のイダキ・マスターであり、天才的名工。父のMonyuからGalpuクランのリーダーの重責を引き継ぐ。アメリカ、イギリス、イタリア、ドイツ、台湾、日本、など海外公演多数。現地のヨォルングから深く敬愛され、世界中のディジュリドゥ奏者たちに惜しまれながらも2022年5月11日に永眠されました。ブッシュ生まれなので正確な誕生日は不明ですが、彼のパスポート記載の生年月日によると享年91才でした。

半属：Yirritja　クラン：Madarrpa　ホームランド：Baniyala(Yilpara)　生年月日：1953年

ANKAAAや現地アートセンターのチェアマン、芸術家、ソングマン、かつては幅広い演奏スタイルをこなすイダキ奏者、そして自らのMadarrpaクランのリーダーという重責をになうマルチな才能は、現代におけるWandjuk Marika的な存在を感じさせる。販売用としてDjambawaのイダキを手にすることは難しい。

>>Djambawa Marawiliインタビュー

半属： Yirritja　クラン：Gumatj　ホームランド ：Biranybirany　生年月日：1982年10月6日

北東アーネム・ランドが輩出したオーストラリアの代表的なロックバンド「Yothu Yindi」の現Mandapul(イダキ)奏者。10代の頃からバンドに参加し、30代に入ってからはイダキ職人としての才能もイダキ奏者としてのスキルも開花し、このエリアで最も現在進行形のイダキを作り続けている。

半属：Dhuwa　クラン：Galpu　ホームランド：Ngaypinya　生年月日：不明

Earth Tubeが今もっとも注目している若きイダキ・マエストロの一人Gaypalwani(Terrence)はセレモニーの場でのみ活動している卓越したイダキ奏者です。普段イダキを作っているわけではなく、Yirrikalaから離れたMatamataに住んでいるため、そう頻繁にイダキを作れない。幼少期からMatamataのイダキ・マスター故D. Dhakalinyなど古老達からヨォルングの儀礼をたたきこまれて育つ。現在はソングマンとしての活動が中心になっているらしい。

半属：Dhuwa　クラン：Datiwuy　ホームランド：Rorruwuy　生年月日：不明

Elcho島の名高いイダキ職人。昔から長らくコンスタントにイダキを作り続けており、仕事量が少なくてすむナチュラルな空洞をそのまま生かしたイダキ作りが特徴的です。ひっかかりやすく、鳴らしやすい楽器を多く作っている。

半属：Dhuwa　クラン：Dhudi-djapu　ホームランド：Dhuruputjpi　生年月日：1973年

プロフィールは後日追加されます。

　

半属：Dhuwa　クラン：Djapu　ホームランド：Wandawuy　生年月日：1966年11月21日

5才からイダキをはじめ、双子のマスターBu**********guとDjalawuからイダキを学ぶ。アボリジナル・ロックバンド「Yothu Yindi」の初代イダキ奏者として広く知られている。2005年にイダキ教則CD「Hard Tongue Didgeridoo」をリリース。そのスピーディーでリズミックな演奏スタイルは現地のヨォルングからも尊敬されている。残念ながら2007年7月15日にお亡くなりになりました。

半属：Yirritja　クラン：Gumatji　ホームランド：Biranybirany　生年月日：不明

Djalu'からイダキの作り方を学んだ若き天才的名工。イダキになるべき木の選択技術も去ることながら、困難なイダキの空洞部分を削り取るチューニング技術が非常に高い。現在Galiwin'kuに住んでいるため彼のイダキを手にすることは難しい。

半属：Yirritja　クラン：Wangurri　ホームランド：Dhalinybuy　生年月日：1977年6月24日

Wangurriクランの儀式でイダキの演奏をまかされているイダキの名手。来日公演も果たしており、アイスランドなど海外公演経験豊富。CD「Dhalinybuy」ではメインのイダキ奏者として参加。Yolnguの間でもイダキ奏者として広く名が知られている。未来のイダキ・マスターとして将来を期待されるも、残念ながら2011年5月に夭折されました。

半属：Dhuwa　クラン：Datiwuy　ホームランド：Rorruwuy　生年月日：1967年8月3日

北東ア−ネム・ランドで最も優れたイダキ職人の一人で、儀式的中心人物として著明だった父親からイダキの全てを学ぶ。演奏者としてのスキルがずば抜けていて、作り手としてもユニーク。北東アーネム・ランドでも最も伝統色の強いイダキを作る傾向があり、ハードコアでストイックな感性が楽器の中に込められている。イダキの中に込められた演奏感を真摯に感じ取りたい人におすすめな作風です。

半属：Yirritja　クラン：Dhalwangu　ホームランド：Wadawuy　生年月日：1985年12月1日

Wandawuyアウトステーション在住のセレモニアル・イダキ奏者。近年、販売用のイダキ作りをスタートし、その製作数は少ないものの楽器のクオリティはいつも高く、丁寧で美しい仕上がりに定評がある。儀式の場における現役のイダキ奏者という一面が、彼の作品のリアリティの高さ、現場感を感じるものになっている。

半属：Dhuwa　クラン：Galpu　ホームランド：Ngaypinya　生年月日：1979年12月31日

父であるイダキ奏者Djalu'に全てをたたきこまれたWiniwini(現在はWudukuと呼ばれている)。演奏者として他の追随を許さないパワーとスピードが繊細かつ柔らかく同居する次世代のイダキ・マスター。単にイダキの演奏だけでなく、その作り方、Galpuクランの知識など全てをDjalu'から引き継いでいる。自身がコーチを務めるフットボール・チーム「Baywara」、キーボード兼ボーカルを務めるバンド「Bärra」など多忙な身であることもあって、頻繁にイダキは作らないのが残念だ。

半属：Dhuwa　クラン：Djapu　ホームランド：Wandawuy　生年月日：1973年

Dhalinybuy在住の高名なイダキ職人。この地のケアテイカーであり、Djapuクランの顔役的存在でDhalinybuyの政治的・文化的な中心人物。イダキ奏者・職人として息子さんが活躍しはじめており、親子での共作も近年見られる。現在は、同名の長老が亡くなったためMilirrkと呼ばれている。

半属 ：Yirritja　言語：Rembarrnga　コミュニティ：Maningrida　生年月日：1940年頃

Ambrose Cameronは、北部中央アーネム・ランドのManingrida付近のアウトステーション出身のエルダーである。ディジュリドゥに関してManingridaコミュニティの誰に聞いても、まず彼の名前が上がる事からも、現地での知名度の高さはうかがえる。残念ながら2005年初めにお亡くなりになり、現存するAmbroseのMagoはすでに貴重なものになっている。

半属 ：Dhuwa　言語：Rembarrnga　コミュニティ：Bolkdjam　生年月日：1952年

Buduwalとも表記されることがあるが、Earth TubeではManingrida のアートセンターの表記にしたがってBurrwalとしています。David BlanasiのソングマンDjoli Laiwanga亡きあと、後継者として活躍したソングマンJack Nawililの兄弟。

現在、中央アーネム・ランド随一のMago職人と名高い。

半属：Dhuwa　スキン：Balang　言語：Rembarrnga　コミュニティ：Ankabarrbirri　生年月日：1973年

David Brianは2021年に亡くなった偉大なるMako職人であり、演奏者、この地域を代表する著名な画家であるBob Burruwalの息子です。父親から学んだ作り方を踏襲して、かなり奥までノミ入れし、薄手にシェイプする卓越した技術が他に類をみない現代の名工です。彼が描く題材はYok(バンディクート)、Man-ngalinj(ブッシュ・ポテト)、流砂、Barlangu(サメ)、Wankurr(神聖なディリーバッグ)など。

半属 ：Jowunga　言語：Burarra　コミュニティ：Maningrida　生年月日：1964年

現在、北部中央アーネム・ランドの中心地的なコミュニティManingridaでは、積極的にMago(Kunwinjku語)が作られているというわけではない。アートセンターでは多数のストックがあるが、その中から実際に演奏に適した楽器を選びだすことは非常に難しい。 今年急逝した名工Ambrose Cameronについで名の通った現地のMago製作者、Nigel Jalkirripaに今後の期待がかかる。

半属：Yirritja　スキン：Ngaritj　言語：Myili　コミュニティ：Wugularr　生年月日：1950年頃

弟のNorman Laneと共にWugularrのマーゴ職人として名高く、ディジュリドゥ・マスターDavid Blanasiにマーゴ作りを学んだという。彼が使うのは主にWoolybuttというユーカリで、このエリアでもっとも精力的にマーゴを製作し、後継を指南し導いている長老です。

半属：Dhuwa　スキン：Gamarrang　言語：Myilli　コミュニティ：Wugularr　生年月日：不明

Wugularrコミュニティの若手Mago職人。まだ作りは多少荒いが、しっかりとした演奏感の作品を多数作っており、その詳細は不明だが2011年現在、もっとも精力的にMagoを作り続けている。

半属：Yirritja　スキン：Ngaritj　言語：Myili　コミュニティ：Wugularr　生年月日：1960年頃

Norman LaneはMatarankaで白人の父親とアボリジナルの母親の間に生まれる。「盗まれた世代」の時代だったため兄のFrankie Laneと共にブッシュに隠され、アボリジナルの父親Dooley Laneに育てられる。1982年より父親に学んでアートを描きはじめる。マーゴの製作数は多くはないものの、彼が作る時にはとてもクオリティの高い作品であることが多い。

半属 ：不明　言語：Myilli　コミュニティ：Wugularr　生年月日：不明

David BlanasiやDjoli Laiwangaの盟友であり偉大なソングマン・バンブーマン。David Blanasiと同世代のソングマン・バンブーマンとしてオーストラリア国内外で広く知られている。音源としては7インチEP/カセットのみで販売された「Songs of Bamyili」があり、Tom YorkdjankiとしてDavid BlanasiにひけをとらないMagoの演奏を聞くことができる。現在は足が悪く、老人養護施設にいるため製作にはほとんどたずさわっていない。

1960〜1990年代頃までのビンテージのマーゴをセレクトしました。主に購入時に得られた情報と、マーゴに描かれたアートをベースにおおまかに製作エリアと年代を判別していますが、ビンテージの楽器にかんしてははっきりとした正確性がありません。販売するまでに2-3ヶ月かけて修理・レタッチ・メンテナンスをしています。

北部中央アーネム・ランドから西アーネム・ランドにかけてディジュリドゥの製作は北東アーネム・ランドほどさかんではない。それゆえにハイ・クオリティな楽器を手に入れる事が非常に難しい。実際に現地に足を運んでも1本のすばらしい楽器に出会えるかどうか。

半属 ：TBA　言語：TBAi　コミュニティ：Wadeye　生年月日：TBA

Wadeye(Port Keats)において最も積極的に活動するKenbi/Marluk職人。現地のスーパーの外壁すべてを覆う巨大なアートを描くなど画家としても著名。CD「Mandji's Wanga」のフロントジャケットには若き日のWilliam Parmbukがダンサーとして写っている。経験なクリスチャンで、やさしいお人柄。今後もっとも期待されるKenbi/Marluk職人です。

ディジュリドゥが伝統的に演奏されるオーストラリア北部トップエンドの中でも最も現地の楽器の入手が困難なWadeye(Port Keats)を中心にしたDaly Riverエリア、そしてDarwinと海をはさんだ西隣に位置するBelyuen。WANGGAダンスソングに使われるKenbi、そしてLIRRGAダンスソングに使われるMarlukがこの地域のディジュリドゥの伴奏を伴った音楽で使われる。サンプル数が少なく販売数も極端に少ないエリアですが、今後スポットライトを当ててどんどん紹介していきたい地域です。