西部ア−ネム・ランドでは、ディジュリドゥをMago(Mialili語)、Mako(Kunwinjku語)、またBelyuen(Wadjiginy語)ではKenbi(Kanbi)と呼ばれ、中央ア−ネム・ランドではGora(Burarra語)などと呼ばれている。もしくは総称的にBambooと呼ばれることが多い。
これら広大なアーネム・ランド内外のそれぞれの地域には、特徴的な演奏スタイルとサウンドがあり、それぞれの地域の演奏スタイルに最適なすばらしい楽器を現地でセレクトして来ました。このエリアの良質な楽器を集めることは想像以上に難しく、現地でもこのような品揃えに出会う事はない。
2022年7月29日のウェブサイト同日同時更新を大阪のAvalon Spiralと共同企画。合計14本のMago/Kenbiを同時に半分づつアップしています。ぜひAvalon SpiralのMagoページをご覧ください。コロナ以後世界中どこにも流通していないMagoとKenbiを数多く見るまたとない機会です。
【Tjangalith William Parmbuk】F# ・109.3cm/2.1kg・3-3.5cm/7.2-7.6cm

ザラついたドローンがハミングとマッチしてギラっとしたアグレッシヴなサウンドに変化する。モワっとした柔らかい振動の中にもギチっとしたタイトさがあって明確な演奏感光るWadyey在住のTjangalith William ParmbukのKenbi。 |
【Tjangalith William Parmbuk】F・115.8cm/2.1kg・3.5-3.8cm/6.4-6.9cm
 押しては返す波のようにゆったりと演奏することを楽にさせるスムーズでおだやかな演奏感が際立ち、サウダージ感漂うメローな響きにはKenbiらしさが溢れる。シンプルに鳴らしやすく、Kenbiビギナーから本気のKenbimanまでおすすめできる秀作。 |
【Ananias Naborlhborlh】E--/F#++・150cm/2kg・2.8-2.9cm/10.4-11cm
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71,500yen |
謎の木で作られた150cmなのに2kgと超軽量。Mago的な演奏はもちろん中央アーネム・ランドのMandapul(イダキ)的演奏も可能な珍しい作品! |
【Frankie Tango Lane】F ・111.8cm/2.2kg・3.4-3.6cm/6.9-7.1cm
 Wugularr(Beswick)コミュニティのMago中心人物Frankie LaneのKenbiライクなMago。やわらかくスムーズな鳴らし心地とメローな響きはKenbiそのもの。Magoとして鳴らす時はミニマムな感覚でキレがある。 |
【Frankie Tango Lane】F#・109.8cm/2.4kg・3.1-3.5cm/7-7.6cm
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121,000yen |
きらびやかな倍音が多層的に渦巻くようにワイルドに鳴る。オープンな空洞と蜜蝋をつけてもなお大きなマウスピース。軽いタッチで激しくスピーディーにキレキレに演奏できるMago。 |
【Frankie Tango Lane】G+ ・98.1cm/2.6kg・3.1-3.4cm/7-8cm
 98.1cmのショートサイズの「G」のMago。バックプレッシャーが高く、ギラッギラの倍音、アグレッシヴに攻め立てるように演奏することが可能で、Goulburn島の曲やWadeyeのWANGGAにもはまる。 |
【Frankie Tango Lane】F#-・113.3cm/2.7kg・2.8-3.6cm/7.2-8cm
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132,000yen |
「Bungalin-bungalin」的なGUNBORRKダンスソングの伴奏をするのに最高のパフォーマンスを引き出せる理想的なMago。オープンな空洞とゆるやかな振動、大きなマウスピース。やわらかく優しくダイナミックにパワフルに演奏できるFrankie LaneのMago。 |
【Franklyn Weston】F#+ ・110.4cm/2.2kg・3.4-3.6cm/6.7-7.2cm
 直管で何の変哲もないルックスですが舌で押し出すような力強い音量があってパワフル。「F#」のMagoとしてのフルサウンド感のあるリッチな倍音。この1本でKenbiとしてもMagoとしてもトップクオリティの演奏が可能なMago。 |
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