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クラップスティック作りをやってみるとその大変さに驚かされます。まずディジュリドゥのように中空になっていないのと硬質な木が使われるので、斧が弾き返されてカットするだけで一苦労です。そして、水に沈むと言われている比重の重いアイアンウッドなどはカットした後その木片をかついでブッシュを歩くのも大変です。
木の硬質さゆえに成形するのもハードで、アイアンウッドはみがくとその粉末に毒性があるために目から涙、鼻からは滝のように鼻水が.....。機械でサッサと作られるイメージとは真逆のハードさがクラップスティック作りにはあります。
クラップスティックの楽器としての文化的地位の高さと製作の大変さが、現地での入手の難しさにつながっているんじゃないかなと感じます。同時に、きっちりと作られたクラップスティックにはある種のパワーを感じさせるような何かがあるように思えてなりません。
2023年1月〜2月いっぱいまでクラップスティックとディジュリドゥを同時購入すると全国送料無料になります。
【Bibibak Mununggurr】
area : |
Dhalinybuy |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
32.2cm/306g |
large : |
51.1cm/600g |
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25,000yen → 18,000yen |
左手に持つ方のビルマは51.1cmとかなり長めで厚みが2.5cm程度、横幅が4〜5cmほどなのでホールドしやすく重すぎない。小さい節穴があります。右手に持つ方のビルマは短く、丸みを帯びた形で軽いストロークで叩くことができます。カンッと強いアタックをともなったアイアンウッドならではの響きで音量も大きい。2つとも黄色っぽい面と赤っぽい面のツートーンになっていて、芯材と辺材の間の部分が使われているようです。大きいのであぐらをかいて膝の上に大きい方のビルマをのせてたたきながらイダキを演奏するのにもいいでしょう。 |
【Bibibak Mununggurr】
area : |
Dhalinybuy |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
33.6cm/213g |
large : |
35.8cm/342g |
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両方ともやや薄手で大きい方が1.7cmほど、小さい方は1.4〜2.1cmほどの厚みに平べったくシェイプされています。この厚みのせいか、より金属的なキンキンした音質で耳に痛いほど強いアタック感と音量があります。大きい方は5cmほどの横幅があって幅広にシェイプされています。軽くたたいてもキンッと強く響き、強くたたけばより激しく鳴るがもともと鳴りがいいので大きな音量差が出にくいのが不思議。右手の持ち手のあたりに直径1cm以下の節があり、ぽこんと穴があいてます。握りやすく、ヨォルングが実際に使うビルマとしてちょうどいいサイズ感ではないでしょうか。節穴が一つあります。 |
【Bibibak Mununggurr】
area : |
Dhalinybuy |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
31.2cm/249g |
large : |
38.2cm/337g |
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18,000yen → 12,000yen |
右手に持つビルマは丸くシェイプされていてどの場所でもたたきやすく、持ちやすく、2.5cm以上の厚みがある。大きい方は4.5cmほどの幅で1.7〜1.9cmの厚みでスッと手に馴染むフィット感がある。手元をたたくとカンカンとした硬さと太さの両方を感じさせる素朴さのある音質で、先端の方をたたくとより金属的なキンキンした音質になります。アイアンウッドらしい張りのある音、そして妙にしっくりとくる形状が手に馴染む。 |
【Bibibak Mununggurr】
area : |
Dhalinybuy |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
32.4cm/226g |
large : |
36.8cm/328g |
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大きい方のビルマは2cmちょいの厚みと4.5cm前後の幅で扁平な形状にシェイプされています。小さい方も扁平で1.6〜1.7cmの厚みで3.5〜4cmの幅になっていて、持ち手のあたりだけ幅をせまくしてあり、意図的な作りになっています。キンキンした響きとカンカンした響きの両方が同時に鳴ってくる多層的な響きで音量もあります。2本とも同じような厚みで2本並べた時のセット感が強いビルマ。 |
【Bibibak Mununggurr】
area : |
Dhalinybuy |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
32.2cm/185g |
large : |
33cm/240g |
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18,000yen → 12,000yen |
両方とも持ち手を細くシェイプしていてかなり握りやすく作られたビルマ。大きい方は広い所で4.5cm、狭い所で3.5cmの幅になっていて、1.5〜2cmの厚みです。小さい方は1.4〜3cmの幅、1.8〜2cmの厚みで三角の形状になっています。硬く強い金属音と強烈なアタック音で、これぞアイアンウッドのビルマという印象の音質です。意図的に細く作られた持ち手は軽く握れて、細かくたたくことができる。 |
【Malalakpuy Munyarryun】
area : |
Dhalinybuy |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
32cm/264g |
large : |
42.3cm/757g |
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Dhailinybuyのイダキ職人としても著名なMalalakpuyによる本気度の高いビルマです。ドッシリと重い大きい方は、平べったく作りながらもサイドを削って薄くする北東アーネム・ランドのビルマに特有な形状に作られた見事な意欲作です。小さい方も平べったく作られていて、平たい面で叩くとより大きな音で鳴ります。カンカンとした金属音が太く大きく鳴り、サウンド・形状・操作性のいずれもトップクラスの作品です。 |
【Ngongu Ganambarr】
area : |
Dhalinybuy |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
35cm/246g |
large : |
50.1cm/748g |
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50cmのでっかいビルマは3.8〜4.7cmの幅があって手元に向かって徐々に細くシェイプされていて、2.7〜3.2cmと分厚く丸みをおびた形状にシェイプされています。赤みがかった木で、表面はきれいにサンディングされていてすべすべ。小さい方は平べったく作られていて、2.6〜3.9cmの幅、1.5〜1.7cmの厚みの薄く、やや反った太刀型にシェイプされています。仕上げはややラフで短い亀裂があります。小さい方を縦長ににぎって手元でたたくと深くコンコンとした響き、先端でたたくとキンキンとした金属音が鳴ります。強くたたくほどに音量は大きくなっていく、でかいビルマ。 |
【Ngongu Ganambarr】
area : |
Dhalinybuy |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
39cm/487g |
large : |
40.3cm/363g |
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20,000yen |
コンコンというベースの音と同時に耳をつんざくようなキンキンした金属音が強く鳴り、強く叩くほどにキンキン度合いが増します。左手に持つ太い方が39cmと短くやや横長の形状で、右手にもって振る方が長く40.3cmで丸に近い形になっていてどちらもしっかりホールドしやすいです。木質は硬くどっしりと重い。音量も大きく、アイアンウッドらしい金属音が叩く強さで変わります。イダキ同様に角を丁寧に落としてあるNgonguらしい作りになっています。小節多数。 |
【Ngulwurr Yunupingu】
area : |
Yirrkala |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
30.2cm/256g |
large : |
38.2cm/313g |
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12,000yen |
左手に持つ大きい方はガタガタのラフな仕上がりで、右手に持つ小さい方は丁寧にサンドペーパーがかけられていますが、同じ木材から作ったことがうかがえる赤みの強いアインアンウッドです。それほど重量感のない薄手に作られたビルマですが、軽やかでカンカンした音質がわりに大きな音で鳴ります。平べったい方で叩くとカンカン、角で叩くとキンキンと響きます。ペアで569gと軽く薄手に作られているので持ち運び重視で音も大きいビルマを探している人におすすめです。大きい方に小節あり。 |
【Ngulwurr Yunupingu】
area : |
Yirrkala |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
28cm/224g |
large : |
32.5cm/308g |
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12,000yen |
大抵右手に持つ小さい方は細く丸く作られる傾向が強い中、どちらも平べったい形状で持ち手の部分をより細く作った意図的な形にシェイプされています。小さい方の角で叩く方がハリのある大きな音が鳴りやすく、大きい方の先端付近をたたくとコンコンとした素朴な音色で、上から1/3ほどの所にスイートスポットがあり、そこで叩くとカンカンとキンキンが同時に鳴るアイアンウッドならではの金属的な響きが得られます。小ぶりな大きさで532gと軽量で持ち運びしやすく、シェイプがユニークなペアです。 |
【Unknown Yolngu】
area : |
N.E. Arnhem Land |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
32cm/229g |
large : |
43.3cm/1,054g |
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1本から2本作れそうな1kg越えのどデカいビルマ。大きい方の断面は瞳のような形で先端から10cmくらいまでを厚手にし、手元は握りやすい厚みにと見事なシェイプ。一番キンキン鳴るスイートスポットのみがピンポイントで厚手になっています。右手にもつ方は丸く細く軽く振りやすい。太く重くカンカン響きます。意図的な形状が実に見事、表面加工も丁寧で実践的な扱いやすさ、イダキソロの時に膝の上に置いても動かない安定のサイズと重さが光る名作。大きい方に節が3つあり。小さい方の手元にクラックが1本と小節。 |
【Unknown Yolngu】
area : |
N.E. Arnhem Land |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
27.4cm/203g |
large : |
31.6cm/635g |
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スッキリとしたサイズでありながらキンキンと高く響く金属音が麗しく鳴る、サウンドクオリティの高いビルマです。耳に痛いつんざくような感じがなく、カキンとした金属音なのに心地よい響きです。シェイプが美しく仕上げも丁寧で長く実践的に使っていける作品でしょう。ゆったりとしたWANGGAに合わせたら気持ち良さそう。美しい音質のビルマ。大きい方に節が1つ。両方に細いクラックが1つづつ。 |
【Unknown Yolngu】
area : |
N.E. Arnhem Land |
wood type : |
Maypiny(Iron wood) |
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small : |
30.5cm/307g |
large : |
38cm/826g |
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カンカンとキンキンの金属音がが同時に大音量で鳴り、手元で叩いているだけで耳がキーンとなるほど突き抜けるアタック感があります。大きい方の先端は37mmの厚みがあり手元は25mmと握りやすい。小さい方は丸く削っているものの先端32mm手元25mmと、手元のサイズを合わせて握りやすい太さに作られています。表面加工も丁寧で現地のソングマンが使う本気度の高い楽器と同レベルの一生物のビルマです。大きい方に細いクラックが片面にだけ多数。小さい方にクラック1つ。
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