【イダキ・マスターの息子Larry Gurruwiwiのイダキ】
ぼくが初めてイダキ・マスターD. Gurruwiwiを訪ねたのは2001年で、その頃Larryはイダキをたくさん作ることはありませんでした。とにかくキーボードと歌が好きで、日が暮れると外にスピーカーとキーボードを出して、ビーチで弾き語りをしていました。
かつてのイダキ・マスターほどの数ではありませんが、近年は製作数も多少増えてきて、Earth TubeでLarryのイダキだけを集めてサイトにのせるのは実は初めてです。彼の演奏スキルの高さがそのままイダキに反映されているのがLarryのイダキの最大の特徴だと思います。繊細さや究極的なソフトさといったものがイダキに込められていて、イダキ・マスターの作品に負けず劣らず深みがあります。
40代後半にさしかかったWudukuことLarry Gurruwiwiの今現在のイダキにぜひ触れてみて下さい。どの楽器にも他のイダキ職人の作品にはない鮮烈な感覚がつまっています。
【Wuduku Larry Gurruwiwi】D#- -/F ・154.5cm/4kg・2.8-3cm/8.5-10.6cm
 マウスピースの内径2.8-3cmで、ローピッチであっても楽に自由にあらゆるテンポで演奏できる鳴らしやすさが光る。出音の音域すべてにミッチリとした倍音がつまったドローンは、ハミングのパワーが増すごとに大きく鳴るハイレスポンスなD#。 |
【Wuduku Larry Gurruwiwi】D#-/F・155.1cm/4.8kg・3.1-3.7cm/8.9-9cm
 長さとシルエットが父のイダキ・マスターD. Gurruwiwiの作品と見間違えます。大きめのマウスピースとオープンな空洞でローピッチで直管というスペックは、現地のアートセンターに保管されている60-70年代のイダキにも通じるオールドファッションなテイストです。 |
【Wuduku Larry Gurruwiwi】D/F#・154.6cm/2.9kg・2.6-3cm/8.2-11.1cm
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99,000yen |
細身で小さいマウスピースで「D」のローピッチのロングMandapul(イダキ)。繊細でダイナミック、ローピッチなのにコールがスカーンと抜けてスピーディーという二律背反な要素が同居したイダキ・マエストロLarry Gurruwiwiらしさ溢れる軽やかなイダキです。 |
【Wuduku Larry Gurruwiwi】G#/F#・130.6cm/3.7kg・3-3.5cm/10.5-11.2cm
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77,000yen |
北東アーネム・ランドで作られるイダキの中でも最もハイピッチな「G#」のMandapul(イダキ)。ハイプレッシャーでキッズ・イダキ的な要素もありながら、ラウドでアグレッシヴな演奏感はスピーディーでトリッキーなハードタング的演奏にフィットしそう。 |
【Wuduku Larry Gurruwiwi】F/G#- ・129cm/1.8kg・2.8-3cm/6.7-8.6cm
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88,000yen |
高音域がファンファンに鳴ってくるドローン、パリっとしたアタックのトゥーツ、開放的で抜けのいいコール。出音のバランスの良さと鳴らしやすい演奏感の両方をかねそなえたショートサイズの「F」。1.8kgと軽量で屋内外で使い倒したいMandapul(イダキ)。 |
【Wuduku Larry Gurruwiwi】C/E・169.6cm/6.3kg・3.1-3.7cm/7.9-8.211.4-13.8cm
 スーパー・オープンでスーパー・ディープ!マウスピースからボトムまでズドーンとオープンな空洞でロープレッシャーでローキー。まるでイダキ・マスターD. Gurruwiwiが作ったのかと思えるほど肉薄したLarry Gurruwiwiのインディ・ガ・マニマックなMandapul(イダキ)。 |
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