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Barrtjap's Wangga
ジャケット写真
NO IMA-CD3
Artist Jimmy Mulluk and more
Media Type CD-R
Area Belyuen
Recorded Year 1962-2002
Label Sydney University Press
Total Time 55:32
Price 13,200yen(7CDs set)
Related Works
Wurrurrumi Kun-borrk Barrtjap's Wangga Mandji's Wangga Lambudju's Wangga Walakandha Wangga Ma-yawa Wangga
1.Puliki(Buffalo)
2.Puliki(Buffalo)
3.Puliki(Buffalo)
4.Puliki(Buffalo)
5.Tjinbarambarra(Seagull)
6.Tjinbarambarra(Seagull)
7.Wak(Crow)
8.Wörörö(Crab)
9.Pumandjin(Place name : a hill)
10.Piyamen.ga(Shady Tree)
11.Piyamen.ga(Shady Tree)
12.Piyamen.ga(Shady Tree)
13.Lame fella
14.Lame fella
15.Rtadi-thawara(Walking on the mangroves)
16.Rtadi-thawara(Walking on the mangroves)
17.Rtadi-thawara(Walking on the mangroves)
18.Rtadi-thawara(Walking on the mangroves)
19.Lerri(Happy dance)
20.Lerri(Happy dance)
WANGGAの中で最も有名な曲「バッファローソング」こと「Puliki」の作曲者Jimmy MullukにフォーカスしたMulluk全集的CD。ソングマンとしての技芸の極みとはこういうことなのか、と感じさせるほどのうまさ、聞かせる歌声、自由で即興的な唄い回しを余すことなく堪能できる。

Jimmy Mullukが創った(夢の中でゴーストから授かった)数ある唄の中でも、彼を一躍有名にしたのは「Puliki」こと「バッファローソング」でしょう。アボリジナルの間でポピュラーになったこの曲は、当時Belyuenコミュニティの人々が観光客のために定期的に行なっていたカラバリー(アボリジナルの唄と踊り)の中で披露される一番人気のある唄でした。

また「Songs from the Northern Territory vol.1(LP/CD」のラストトラックに収録されたことで、多方面で知れ渡ることになり、一部のアボリジナルの伝統的なディジュリドゥ演奏を学ぶ人たちにとっては不朽の名作として認識されるまでに至っています。

実は「Songs from the Northern Territory」に収録されているのは、Mulluk自身による演奏ではなく、彼の唄を引き継いだソングマンたちによる演奏と、彼らが子供たちに教えている演奏の2バージョンなんです。

このCDにはMulluk自身が唄うオリジナル・バージョンの「Puliki(バッファロー)」が収録されており、唄の歌詞は2倍の量があり、曲展開も前述の2バージョンとはまったく違っています!Mulukのバージョンでは、クラップスティックがなく、ディジュリドゥは長く長くのばして演奏され、無拍子とも思える伴奏の中で高らかに歌い上げている(全部4バージョンが収録)。

ブックレットにも「Mulukの唄を聞けば、ほかのソングマンがMulukの音楽における妙技にまさることなどないほどのWANGGAのソングマンの技芸における極みを感じることができるでしょう。」と紹介されているようにMulukの唄は彼のソングマンの技芸に裏付けられていることがこのCDを聞くとわかります。

  ※1. このディスクは出版元ではCDと表記されていますが実際はCD-Rです。お手元でバックアップを取っておくことをおすすめします。

  ※2. このCDは8枚組(7セットで1つは2枚組)の「Wangga Complete CD set」の一部です。単体での販売はしていません。