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林 靖典 ポートレート 林 靖典 | ヨォルング語研究者・イダキ奏者

オーストラリア在住ヨォルング語研究者 林靖典の「アーネム・ランド単身赴任」

13. Waarrk「ラミンギニン」

■船で対岸のラミンギニンに向かう

透明の.......へび?
船を待っている間に発見した透明ヘビ。

7月3日。船を手配するために、いつもお世話になっているヨォルングに電話をし、ビーチで待つ。

偶然、本島へ渡るヨォルングが居て、彼も同じ船に乗る予定だったので、今回はすごく簡単に対岸に渡ることができた。

いつもは何時間もビーチで待ち、出発するのかしないのか分からない船を待っているので疲れるけど、今回は順調だった。

大型のエンジンを搭載した船で、かなりのスピードが出るのに、椅子も何も無く、船底に座っているので、波を越えた後の海面に落ちる衝撃で骨盤が歪んで、首が鞭打ちになりそう。パソコンとハンディ・カムも心配なので、到着までずっと抱かかえていた。

到着後、対岸に待機していた車に同乗させてもらい、一同ラミンギニンへ向かう。途中、サンディーポイントとよばれるビーチに寄り、ヨォルングの皆と写真を撮りまくった。実はこのサンディーポイントは2007年にラミンギニンのバンドが集まって作成したコンピレーションアルバム「Djunganda St Tracks」の3曲目のタイトルになっていてる。

「キャッチーな曲で妻も一時期、はまっていて、車に乗るときは絶対聞いてたくらい万人ウケする曲らしい。僕も好きで一生懸命歌詞を覚えていたので、「あああ、ここがサンディーポイントかぁ」とちょっと感慨深くなった。

その後、ラミンギニンに到着し、とりあえずBulabulaアートセンターに向かう。イダキは前回とまったく同じ在庫状況で30本中、3本くらいしか良いなあと思うものがなかった。アートセンターで働いている人曰く、良いイダキとそうじゃないイダキの区別ができないので、値段の付けようが無いらしい。

いつもお世話頂いている姉夫婦の家に泊めてもらい、夜は持参したグリーンカレーペーストに油と砂糖を混ぜて手羽先(この肉だけはダーウィンとほとんど値段が変わらない) を炭火の上で焼いて3人でムシャムシャ食べる。

ここには、これから2週間滞在予定だけど、この滞在中に学校のプロジェクトの90%以上を終えないと、そろそろ卒業に影響が出てきてしまいそうなので、明日からも頑張ろう。

たき火がコンロ代わりが日常のラミンギニンでの生活
ラミンギニンの居候先での調理方法は炭火のみ。キッチンコンロ買えばいいのに。
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