Q1: |
この保護剤の開発のきっかけは何だったんですか? その際、最も苦心した事・注意した事って何ですか? |
喜秀: |
本来は、イダキと共に時間の経過(風化や劣化)を修理しながら楽しむのが一番ですが、「割れない工夫と音の修復」にも興味がありました。 極力自然の素材を使ってその効果を上げるのに、かなりの時間と樹木を愛する方々の智恵とご協力が必要不可欠でした。
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Q2: |
この保護剤の気に入っている面と、逆に気に入らない面を教えて下さい。 |
喜秀: |
イダキという楽器は、人造の物ではない、「人間と同じに生きている木」なんだと言う事に気付き、向き合うきっかけを導いてくれる。逆に、(風化も劣化もしないため)イダキとの付き合い方を限定してしまう。
オーカーで描かれたイダキに使用した時、イダキが人間のように感じた事がありました。 自分の納得するように求めた方が良いのか、そのまんまを受け入れ見守った方が良いのか。
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Q3: |
イダキの母・父シリーズはどんなイダキに効果的ですか?また塗布しても効果の少ないのはどんなイダキですか? |
喜秀: |
全てのイダキに対して、チューンナップや劣化風化の抑止等の大なり小なりの効果は期待出来ますが、時間の経過をそのまんま楽しむ事は出来なくなってしまいます。
深くイダキと向き合う為にも、目的に合った使い方を考えて使用して下さい。
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Q4: |
上手に使うコツを教えて下さい。 |
喜秀: |
目的に合った製品を選ぶのはもちろん、吹き口やボトムなど部分的に使用回数を変えるなどすると、効果に対するバリエーションが広がります。
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Q5: |
イダキの父を使わない方がいいイダキはありますか? |
喜秀: |
特に、オーカーで描かれたイダキとの時間の経過を楽しみたい方には、おすすめ出来ません。
使用により絵柄の劣化や風化が止まってしまったり、思いがけない褪色が起きてしまう恐れがあります。
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