アボリジナル文化への興味が進むにつれ、彼等の文化がオーストラリアの現代社会の中で非常に苦しい立場にあることがわかってくる。ディジュリドゥという彼等の楽器を授かった私達が、彼らアボリジナルの文化が若い世代へと受け継がれていくことを望み、それをどうサポートして行くかという事を考えた時、まず世界中の人達が彼等の文化、社会、歴史などを知ることで、「彼等が原住民ではなく先住民」であり、一人の人間として同じなのだという事を真摯に感じ、精神的な面で偏見なく平等な価値観を抱くようになればと願います。
またこれはディジュリドゥを演奏し、より深くその原点であるアボリジナル文化を知りたいと思う人達が共通して抱く命題なのかもしれない。だが興味を持ち、知るという事それだけでも何か新しい意識を生む土壌になると思うのです。
Earth Tubeはアボリジナルの人々の法に触れないように注意しながら、彼等の楽器と音楽、そして文化を現地アボリジナルの人々の協力はもとより、世界中の人類学者やディジュリドゥに導かれて深くアボリジナル文化を研究している人々のサポートを得て、幅広い様々な情報を提供していきます。
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