EarthTube  
Research 林 Jeremy Loop Roots
Jeremy ヤス(カラキ ヤスオ)|在豪イダキ奏者
Jeremy Cloakeインタビュー2

CDを作り続けるという事にしぶしぶ同意はしたけれど、互いに別々に製作をするという事になった。つまり彼は彼でCDを作って売り、ぼくはぼくで自分でCDを作って売るという事だ。ぼくはそんなことは望んじゃいなかった。問題を解決してパートナーとしてやっていきたかったんだ。Kennethはその問題があったという事さえ認めなかったので、ともに何かをするという事ができなかったんだ。だから、今となってはそれぞれがCDを作って、パートナーというよりもまるで互いに競争しあうかのようにCDを売っているんだ。これがKennethが望んだことだった。ぼくらは公平にCDの取引先を分配し、互いのビジネスを妨害することはしないという事を契約書に書いて、それに同意したんだ。

そしたら、Kennethはぼくの取引先にぼくよりも安い値段で卸せるよというメールを送ったんだ。しかも、ぼくにまつわる嘘をメールしたんだ。それに腹を立てたぼくは、もうKennethを訴えて法廷に引き出して、彼からお金を取り戻すしかないと思った。けれど、彼はひどく嫉妬心にさいなまれているのだろうと気づき、同情さえ感じるようになった。そして争いよりピースな方が重要だと思い、結局法廷に行くのはやめた。ぼくがひどくネガティブだと感じる法的手続きにそんな時間とエネルギーを注ぐなんてばかばかしかった。もっとポジティブで建設的な事にエネルギーを向けたい。そう思ったんだ。

最近になってニュージーランドでKennethを見かけた事があった。ぼくは話がしたかったけど、彼は違った。ぼくを見たら彼は歩き去ってしまったんだ。この時点で彼は自分がしたことに気づいてはいなかったんだ。それはとても悲しい事だけれど、それはもういいよ。彼には彼の言い分があるのだろうし、それでぼくは十分だ。

ぼくはこのインタビューという機会を通じて、Kenneth Sandsがぼくに与えてくれた学びに感謝したい。もし彼がこの文章を読んでいるなら、本当にピースな気持ちと理解を抱いてくれたらなと思う。

In NZ
 

人生でもっとも重要なのは「人」であって「お金」じゃないんだ、本当の愛は完全な自己誠実さの結果なんだ、ということを彼が学んでくれればと思う。そして彼が探し求める内的平和を見つけてくれたらと望む。

Jeremy with bands
この新しい状況で新しい意味で、今でもぼくは「Resonance」という名称を使っている。ぼくにとって「Resonance」は人間関係の価値を表しているんだ。

「Resonance」という言葉は二人の人間の間、人と環境の間、人と音楽の間、にある感覚を表すのに使うことができる。つまり、それがなんであれ、二つのものの間で動くエネルギーの感覚を表現するのに使う事ができるんだろう。

だからぼくがオークランドのツアーグループと一緒に演奏する時には「Resonance」という名前を使っているんだ。そしてソロで演奏する時には自分の名前Jeremy Cloakeを使ってる。

(C)2004 Earth Tube All Right Reserved.