【イダキの母 実録レポート】 Goriくんがこの問題を解決したいと思っているのは知っていた。 そしてある日、彼が意気揚々と「仙台にいるキシュウさんという人がイダキのお薬を調合してくれてんけどな、これがめっちゃいいねん!」と話してくれた。 最初、イダキのお薬と言われてもいまいちピンとこなかったのだが「いつも水を通したときのような音が再現できるねん!」と言われてそれはすごい!と納得した。なぜならアボリジナルの人たちが水を流し込んだあとのイダキの音の変化を実際に体験していたからだ。 このお薬を製品化したものが、今回Earth Tubeで紹介された内面保護剤「イダキの母」と、外面保護剤「イダキの父」である 「天然植物油/一番搾りの荏油(※. 1)」と「天然樹脂(未晒しのビーズワックス=蜜鑞)」を植物原料の溶剤で溶かしこんであるということで安全性などは確認済み。すでに何本かのディジュリドゥに処方し、とても良い結果がでているということだった。
Goriくんも「使えばかなり良くなるはずやで!」と言ってくれたし、「いっちょ使ってみるかー!」とイダキの母の処方を決断した。
そのあとも継続して流し込み続けたが、液体が流れ出てきたのはかなり後になってからだった。流れ出たあとは薬が全体にまんべんなくいきわたるように本体をゆっくりと回転させていく。溶剤に溶かされた保護剤が木肌にゆっくりと浸透したあと、溶剤だけが揮発していき必要な保護剤だけが木の内部に残る、という仕組みになっているらしい。これを考えだしたキシュウさんはすごい人だなあと関心した。
本当はそのままゆっくりと溶剤が抜けるのを待ってから試し吹きするのが望ましいが、待ちきれずちょっと吹いてみた。 するとどうだろう、すこし吹くだけではっきり確認できるぐらい音が変化していた。 本当に水を流し込んだときのような音のキラメキが戻ってきている!これはすごい! 手に入れてすぐのような新鮮な音が戻り、単純に吹くのが楽しくて止まらなくなるようなそんな感じの変化。期待以上の効果にビックリしたというのが正直な気持ちだった。 結局、Bruce、Djaluともに明らかな音の変化があった。「イダキの母」の処方は一本一本の木に合わせて変わってくる。僕の場合、とくに乾燥が進んでいたようでBruce、Djaluともに何度かにわけて流し込んだほうがいいということだった。もし自分のディジュリドゥに使おうと考えるなら、Earth Tubeとしっかり連絡をとり、自分のディジュリドゥの状態を伝えた上で慎重に施行することをオススメします。 デグチハルヒサ
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