3.「不思議なサイン」 Gapanbulu関連の話がもう一つ。 以前、アーネム・ランドで「不思議なサイン」(偶然の一致や出来事)に敏感になると書いたことがある。アーネム・ランドでは、不思議な偶然の一致や出来事を何度か体験した。もう10年以上も前に出版されたフィクションの本だけど、「The Celestine Prophecy 」(邦題:聖なる予言、だったかな?)は、偶然の出来事や一致を題材にしている。こういうのを読むと、偶然が何か意味あるものと感じて人生が楽しくなる。 先日もこんなことがあった。近所のショッピングセンターで昼メシを食べていると、遠くの席からこちらに向かって誰かが手を振っていた。よく見るとGapanbuluの嫁さん家族だ。彼らは同じパースでも僕が住んでいる地域からかなり離れた場所に住んでいる。偶然の出会いだ。で、その日は「この間みんなで撮った写真があるから、郵送するよ。」と言って別れた。数日後、写真を送るために切手を買いに行ったら、「切手1枚で用をたすか、それとも複数の切手に分けるか。」と郵便局のおばちゃんに訊かれた。別に海外へ送るわけじゃないから、何枚も切手をもらっても貼るのが面倒なだけだ。それで、「1枚にして。」と頼んだ。切手を濡らすスポンジがカラカラに乾いていたんで、しかたなく切手の裏を舐めようとしたところ、それがクロコダイルの図柄なのに気がついた。クロコダイルはGumatjクランのトーテムだ!オーストラリアで切手を買ったことがある人は知っていると思うけど、同じ値段の切手でも図柄がしょっちゅう変わる上に、常にいろんな図柄が同時に流通している。でも、クロコダイルの図柄は初めて見た。 これも単なる偶然なんだろうけど、僕は良いサインの表れだと思っている。こうした偶然が起こる時は、自分がいい流れにいる時のしるしだと思うようにしている。後日、ニュージーランドのジェレミー(EARTH TUBEのリサーチャーの一人)と電話でこの話をしたら、彼も「良いサインだよ。」と言っていた。 |トップへ|
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