1.はじめに
親族呼称:父ちゃん、お母さん、おじいさん、母ちゃん、姉ちゃんなど。各家庭や地方によって異なる。 親族名称は、細かくいえば、それぞれの文化ごとに少しずつ違いがある。親族名称が使われる範囲、つまり親族の範囲も民族によって少しずつ違う。たとえば、 結婚した相手(配偶者)の兄弟や姉妹を私たちはオジとかオバと呼び、彼らも親族に含 めるが、この人たちを「姻族」として区別し、親族に含めない文化もある。 (2)親族名称の2大区分
2.「父の兄弟も父」とは
図1.
生物学的な親は1と2。これに社会的な親を加えると、父は2と4、母は1と3。AとBは兄弟姉妹ですから、Bにとってもこの関係は変わりません。 では3と4の人がそれぞれ結婚し、子供ができたとき、その子たちとA、Bはどういう関係になるでしょうか。 図2.
アボリジナルの社会を初めて観察したヨーロッパ人(記述的な親族名称体系をもつ人)は、この親族名称の体系が、当初は理解できなかった。その結果、アボリジナルには「家族」の概念がなく、アボリジナルは「原始乱婚の社会に生きる石器時代人」という評価。異なる民族文化の理解は、外から眺めただけではできない。 3.祖父とは誰?
4.類別的な体系をあてはめてみると・・・
>>次回のYidaki Vibes Earthは3月4日(土)に開催されます |トップへ|
|