Mornington島の最古の録音。ブーメラン・クラップスティックとディジュリドゥという組合せで演奏される唯一の地域でその独自性がうかがえるサウンドです。廃盤。
クイーンズランド州、Carpentaria湾に浮かぶ、Mornington島の最古のLP音源。この地域ではディジュリドゥの歴史が浅く、実際にディジュリドゥ・ソロがトラック1、5、15に、そして歌の伴奏としてディジュリドゥが使われているのはトラック11、14、16、19だけで、残りは歌とクラップスティックもしくはブーメランのみという構成になっている。 ディジュリドゥの演奏スタイルそのものは、より呼吸でリズムを作っているように感じられ、David Hudson氏の演奏に似ている部分もある。いわゆる、GUNBORG、WANGGA、BUNGULスタイルのどれにもあてはまらないこの島独自のスタイルである。トゥーツ(トランペットのようなホーン音)とドローン(持続低音)の両方が使われ、舌をダイナミックに使うのではなく、舌を前方で動かして演奏しているからコンテンポラリーなサウンドに聞こえるのだろうか?また2本同時に演奏されることもある。 Mornington島に関するその他の音源 ・『A CHANGING CULTURE -Songs from Mornington Island』(Cassette 1975-79/1991 : Social Science Press) ・『ABORIGINAL SOUND INSTRUMENTS』(CD 1963-68/1996 : AIATSIS) ・『BUDAL LARDIL -Songs of Mornington Island』(CD 1998 : Larrikin) ・『MORNINGTON ISLAND CORROBOREE SONGS』(LP 1966 : W&G) ・『MUSIC OF AUSTRALIA and MELANESIA メラネシアの音楽』(CD 1977-88 : JVC) ・『SONGS FROM NORTH QUEENSLAND』(Cassette 1966/1988 : AIATSIS) ・『TRADITIONAL ABORIGINAL MUSIC -Sounds from the Bush』(CD 1998 : ARC) |
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