国際先住民年を記念してCD化された49年録音という現在手にすることができるディジュリドゥが入った音源で最古のアルバム。音質は悪いがマストです。
アボリジナル音楽の民俗学的研究の先駆者A.P. Elkin教授による1949年録音のレコード『Arnhem Land Vol. 1とVol. 2』から抜粋され、1992年の「国際先住民年」を記念して、CDとしてLarrikin Entertainmentから再発されたものです。残念ながら現在廃盤になっているとされているが、入荷しました。ジャケットは12Pで、ライナーの解説はLPのものと同じです(英語)。 現在手にすることができる最も古い音源を含んだアボリジナルのCDの一つ。音量のレベルが低く、録音状態は現在のものと比べるとお世辞にも良いとはいえないが、逆に、その内容はよりリアルなものを感じさせるフィールド録音になっている。北西アーネム・ランドのWANGGAや、中央ア−ネム・ランドのGUNBORGダンス・ソングが数多く収録されており、歌い、踊り、叫ぶ、熱狂的なアボリジナルのカラバリー(歌と踊り)を多数収録した歴史的なアルバムです。他にも、ディジュリドゥの伴奏の伴わない神聖な曲Djaradaや、Warrangganに加えてDhuwa半族の埋葬の儀式で歌われるMularaなど貴重な録音を聞くことができる。 販売元のLarrikinはMushroomレコードに吸収合併され、その実体は無くなっている。内容が貴重なだけにリリースが維持されることを祈りたい。 |
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