オーストラリアでも特にアボリジナルの文化が色濃く残っている地域、ノーザン・テリトリー州、アーネム・ランド。そこに現れた伝説的ディジュリドゥ奏者David Blanasiのグループ「White Cockatoo Performing Group」は、積極的に世界中をツアーし、その音楽、文化、そしてスピリットを世界中に伝えた。
White Cockatoo(ホワイト・カカトゥ)とはオーストラリアで広く見ることができる頭に黄色いトサカをつけた真っ白なオオムのことで、アボリジナルの人たちにとってとても重要な鳥であり、またDavid
Blanasi自身の事を表している。
現在は、Davidの後継者であり徒弟であったDarryl Dikarrna Brownがディジュリドゥ、そして彼のスピリットを受け継ぎ、世界中を公演して周っている。
西部アーネム・ランドKunborrk(Gunborg/Gunborrk)のソングマン(歌い手)は夢見のなかで曲を授かるのだという。そして偉大なるソングマン、Djoli
Laiwangaが授かった名曲の数々は今も色あせることなく、彼等の伝統の中で脈々と息づいている。
今回は現地を訪れてもなかなかお目にかかることのできない「White Cockatoo Performing Group」の舞台を日本で見ることのできる絶好の機会です。みなさまのご参加をお待ちしております。
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