東アーネム・ランドNumbulwarより北のアウトステーションAndhannaggiの録音。「Morning Star」ソング・サイクルがすばらしい(トラック9)。
タイトルの「Andhannaggi」は地名で、カタカナにするとすればオンダーナグゲーと発音される。この土地にまつわる曲が歌われており、特に「Morning Star」ソング・サイクルの最後のトラック9では、このアルバムの中でも最もスピーディーでダイナミックであり、その勇壮な曲調がすばらしい。またトラック10-17に収録されている、彼等のクランの名前でもある「Mangurra(ペリカン)」の曲と、唯一の3拍子の「Dolphine(イルカ)」の曲は秀逸です。 アルバムの前半は録音時のマイクの位置が悪かったのか、ディジュリドゥの音量が小さいが、後半にかけてしっかりとした音量で録音されている。 '93年10月5日東アーネム・ランドのWalker River付近のアウトステーションAndhannaggiにて録音。失われつつあるMangurraクランの伝統的な歌を後世に残したいという長老達の依頼で録音された。ディジュリドゥはEVAN WILFRED。Andhannaggiの音源としては唯一である。周辺地域の音源としては、『Contemporary Master Series 5 : NHUNDHIRRIBALA』(CD 2001 : YYF)がある。 |
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