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マウスピース周辺がバキバキに割れ、使用感たっぷりの赤・黄・黒・白のビニールテープで巻かれた太めのショート・イダキ.
このイダキは2004年の1月にNhulunbuyの町でNeil Marikaから直接購入された。同伴していた元Yothu Yindiのイダキ奏者Yomunu
Yunupinguが「あぁ、これはGalpaアウトステーションのセレモニーで使われていたのを何度か見た。」と言い、その場で試し吹きをして「これは良いイダキだね」というコメントをした。
YomunuによるとDjalu作のイダキではないかという事だが、作りとペイントの状況から考えて、Datjirri#1の作品ではないかと思われるがはっきり誰が製作者かわからない。
もともとマウスピースには蜜鑞がついていなかったが、後から蜜鑞がつけられてある。もし蜜鑞がなかったら、直径4cm以上という大きいサイズだが、これをヨォルングは蜜鑞なしでガンガンに演奏していたんだろう。内部の空洞はかなり広く、バックプレッシャーも低い。
タイトに唇を作ることができれば、舌の動きに対してつんのめるようなキビキビとしたレスポンスが得られるが、こういった楽器を吹きこなすにはヨォルングの演奏スタイルの基本的な事ができていないと難しいだろう。太い内径のわりに唇さえ作れればリズミックに演奏でき、トゥーツもおもしろいくらいポンポン入る。
このイダキが届いた当初は、演奏すれば巻いてあるビニールテープがポコっとふくらんで空気がもれていた。そこで、一度マウスピース周辺のテープをはずして、2-3mmほど開いたクラック数本に蜜鑞を塗り込めて補修して吹ける状態にしました。
日本ではなぜか一般的に3cmほどの小さいマウスピースの楽器が良いとされているようだが、実際に現地ではこのような大きいマウスピースの楽器が好まれる事があるという点に注目したい。この楽器に似たテイストのWiniwini(Larry) Gurruwiwiの作のWLG-0001もチェックして欲しい。
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